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FXで勝ちたかったら読みなよ! 1月13日(土) ドルは売られ過ぎ、10年債利回りに注目、ドル円

1月13日(土) ドルは売られ過ぎ、10年債利回りに注目、ドル円上昇?!


今週は注目されていたCPIとPPIが発表されました。


まず、昨日1月12日に発表されたアメリカの12月PPI(生産者物価指数)は前月比-0.1%、前年比+1.0%という結果になりました。


予想は前月比+0.1%、前年比+1.3%でしたので、予想に反して少し悪い結果でした。


なお、12月のコアPPI(生産者物価指数)の結果が前月比±0.0%(予想:0.2%)、前年比+1.8%(予想:1.9%)となっています。


私は、1月11日に発表された下流にあたる12月のCPI(消費者物価指数)が市場予想比ではかなり強い結果だったので、てっきりPPIは予想値よりも上振れると思っていました。


たしかにPPIはほんの少し市場予想よりも悪化しましたが、やはりCPIの下げ止まりは軽視できません。
特に住居費などが全く下落していないので、これから先もアメリカ10年債利回りは大きく下げないのではないでしょうか。


それから、1月11日あと2つ重要指標の発表がありました。


先週1週間の新規失業保険申請に関しては、結果は20.2万件(予想、21.0万件)、失業保険の継続受給者数は183.4万件(予想、187.0万件)となりました。


いずれの結果もアメリカの労働市場がまだ堅調であることを物語っています。



↑はアメリカ10年債利回りの1時間足チャートです。


この10年債の下落に連動してドル円も大きく下落しています。



解せないのは、アメリカCPIの強い結果を受けても10年債利回りが上がらないかということです。


このことが意味するのは、マーケットは強いCPIの結果を真に受けていない!ということです。


つまり、これから先、CPIは2%に向かって順調に下落していく、と見ているわけです。


そして、アメリカの利下げは3月から始まることをマーケットは織り込んでいます。


これまでこのコラムでもお伝えしていることですが、やはりマーケットの利下げ織り込み過ぎを感じます。



遅かれ早かれマーケットが織り込み過ぎた利下げ期待が剥奪されると思います。


これまで指摘している通り、2024年のマーケットの利下げ予想は行き過ぎです。


今後のドル円の戦略は”押し目買い継続”です!