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FXで勝ちたかったら読みなよ! 3月9日(土) 日銀金融正常化?、ドル円買いの好機到来か?!

3月9日(土) 日銀金融正常化?、ドル円買いの好機到来か?!


今週は為替マーケットは大きく動きましたね。


今週を振り返ると、3月5日にアメリカの2月ISM非製造業景況指数の結果が予想以上に低下したことで、為替はドル安に傾きました。


昨日は、マーケットが注目していたアメリカの2月雇用統計の結果が発表されました。


失業率:3.9%(予想3.7%、前回3.7%)


NFP(非農業部門雇用者数):27.5万人(予想+19.0万人、前回+35.3万人)


平均時給の前年比伸び率:+4.3%(予想+4.3%、前回、+4.5%)


昨日の雇用統計が発表された後、ドル円は146.5円あたりまで下落しています。


ドル円は今週は一貫して下落基調でした。1週間で4円もドル円は下落しています。


こちらはドル円の4時間足チャートです。



先週のコラムでも指摘しました通り、ドル円は152円を超えない限り上値を抑えられて下落圧力が掛かる状態が続いていました。



そういった状況の中で、3月の日銀政策決定会合でマイナス金利解除に傾く政策委員が増えていると、ロイター通信が報じたことが円高が加速した要因です。


ただ、日銀がマイナス金利解除を決定するのは、3月か遅くても4月というのは、コンセンサスになっていたわけで、それが3月になることがそれほど円高に影響があったのかは疑問です。


今週の急激なドル円の下落は、投機筋の円売りポジションが対ドルで13万枚に拡大しており、行き過ぎた円売りが、日銀正常化報道をきっかけに巻き返されていると見るのが妥当だと考えます。


3月19日の日銀政策決定会合に向けて、短期的にドル円は下落圧力が掛かります。


どこまでドル円が下落するか分かりませんが、仮に3月に日銀が金融正常化に動いたとしても、既にマーケットに織り込まれていることでですから、ドル円の下落は深くないと見ています。


中長期で見れば、円安基調に変更はありません。


日銀のマイナス金利解除後でも日銀は引き続いて金利を上げることは無いと公言していますので、相変わらずアメリカと日本の金利差は大きく、さらに日本の人口減少と産業界の国力低下、巨額の政府債務などを反映した長期目線の円安は続くと見ています。


来週から月末にかけては、長期保有を目的とした、絶好の円売り、ドル買いの押し目買い好機にありそうです。


ちなみに、私は既に146円台ドル円を少量買っています。


引き続き、ドル円の押し目買い戦略です。



FXで勝ちたかったら読みなよ! 3月2日(土) 株は上げり過ぎか?金融危機からドル安警戒!

3月2日(土) 株は上げり過ぎか?金融危機からドル安警戒!


アメリカでも日本でも株価の上昇が続いています。


⇩こちらはS&P500の日足チャートですが、90日移動平均線から10%以上、上に位置しており、買われ過ぎを示唆しています。




⇩こちらは日経平均株価の日足チャートです。
4万円は通過点かもしれません。






一方で、FRBの利下げ時期についてさまざまな議論がありますが、私はFRBが利下げをするとしたら、アメリカの株価下落による長期金利の暴落がきっかけになると思っています。


何が株価下落のトリガーになるかは分かりませんが、注目しているのは商業用不動産市場の苦境です。


コロナが落ち着いても世界中でリモートワークがある程度定着しつつあり、オフィス需要が減退しています。
オフィス用不動産の向け融資の焦げ付きによりアメリカの中小金融機関の信用力が大幅に低下する懸念があります。


実際に商業用不動産融資の延滞率は上昇しており、FRBが2022年3月から急激な利上げを行った影響もあり、現在の延滞率はコロナ禍の2020年の水準を超えています!


もし、アメリカの長期金利が大きく低下するようなことが起きると、ドル円も急速にドル安円高に振れるはずです。


1998年と2007年の米ドル高から米ドル安への転換は、こうした金融ショックによる長期金利の下落によるものです。


現在のアメリカ10年債利回りは、4.258%付近です。


そういえば、ウォーレン バフェットが2月24日の年次株主書簡の中で
「米国には、バークシャーの針路を真に動かすことのできる企業がほんの一握りしか残っておらず、それらは当社や他の企業によって際限なく摘み取られてきた。
米国以外では、バークシャーの資本展開の選択肢として意味のある候補は基本的に存在しない。全体として、われわれが目を見張るような業績を上げる可能性はない」
と説明しています。


というわけで、バークシャーは大口の案件を見つけることができず、現金比率がかなり高めているようです。


私は中長期的には円安基調の予想は変更していません。


ただ、ドル円は152円を超えない限り上値を抑えられて下落圧力が掛かります。


いまは金融危機などによるドル売りに警戒しながら、少しリスクを落として、ニュージーランドドル円などクロス円の押し目を買っていく戦略です。



FXで勝ちたかったら読みなよ! 2月24日(土) NZ利上げか、ニュージーランドドル円買い推奨!

2月24日(土) NZ利上げか、ニュージーランドドル円買い推奨!


注目していた米エヌビディアの決算が発表されましたね。
市場予想を上回る好決算で、時価総額は初めて2兆ドル(約300兆円)を超えました。


2兆ドルを上回るのは、米国企業ではアップル、マイクロソフトに次ぐ3社目です。


因みにエヌビディアは生成AI用の半導体向けGPUで独り勝ち状態です。


日本株は、エヌビディアの好決算の流れから 22日の日経平均株価は、バブルピークの1989年末につけた史上最高値である3万8957円を突破しました。


このあまりにも急激な日本株の上昇はちょっと違和感があります。


たしかに日本株全体のPERは16倍程度でアメリカと比べると上昇余地はあるかもしれませんが、日本企業の衰退が叫ばれている状況の中で、日本株が今買われて理由が分かりません。


史上最高値を更新したので日本株はもう天井無し状態です。


ところで、CFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の円ポジションについて調べてみました。



2月13日週売り越し(米ドル買い越し)が11万枚まで拡大しています。


2023年のピークは11月に記録した13万枚だったのでその水準にかなり近づいているので要警戒です。


ドル円に関しては為替介入も意識され152円を突破するのは容易ではないかもしれません。


そうなるとクロス円が狙い目なのですが、ニュージーランドドル円がおすすめです。


理由は、RNZ銀行からレポートが出ていて、そのなかで、4月にニュージーランド準備銀行が0.25%ずつ、利上げを行う可能性があるとしていることです。


今、世界の中央銀行のどの国が利下げを最初に開始するか注目されていますが、逆にインフレは再上昇する可能性も高まってきていると感じます。


こちらはニュージーランドドル円の日足チャートですが、直近1週間ほどで大きく上昇しています。


クロス円を買うなら、ニュージーランドドル円の押し目買い推奨です。


できれば、92円台で買いたいですね。